イギリス英語とアメリカ英語(米語)の違いは、用語の違いに留まらず、発音、綴りなど、様々です。
下で紹介する単語の表からもわかるように、日本語の外来語(カタカナ語)はアメリカ英語(米語)を借用している場合が多いです。
その点は綴りも同じで、イギリスに行き、 centre, theatre, colourなどの綴りを見ると、違和感を覚える人が多いでしょう。
また、建物の1階、2階の数え方も、イギリスでは間違うかもしれません。
イギリス英語とアメリカ英語(米語)の違い(英単語)
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イギリス英語 |
アメリカ英語(米語) |
市電 |
tram |
street-car |
エレべ一夕一 |
lift |
elevator |
車掌 |
guard |
conductor |
地下鉄 |
underground, tube |
subway |
ガソリン |
petrol |
gas |
鉄道 |
railway |
railroad |
ピリオド |
full stop |
period |
キャンディ一(飴) |
sweet |
candy |
校長 |
headmaster |
principal |
アパ一ト |
flat |
apartment |
1階 |
ground floor |
first floor |
お持ち帰り |
takeaway |
takeout |
歩道 |
pavement |
sidewalk |
ハンドバッグ |
handbag |
purse |
家庭のトイレ |
toilet |
bathroom |
車のトランク |
boot |
trunk |
階級差のあるイギリスでは、普通の日本人はロンドンなどでは、ほとんど聞き取れない英語に接することになります。
その点、アメリカでは、階級、教育の差による英語の差は少ないです。
アメリカの北東部、西部、 南部と3つの地域では、発音に差異があります。しかし、 イギリスのような身分による差異はわずかです。
アメリ力ではさまざまの階層の英語でも大した違いがないのに比べ、イギリスでは、階層によっては、相手の英語が全く理解できないこともあります。
イギリスでは、一口に階級といっても、upper class (上流階級)、middle class (中流階級)、working class(労働者階級)と分かれ、middle classはさらに、uerと lowerに分かれるのですが、それによって言葉の一部が微妙に違います。
階級ごとのイギリス英語
U (upper class、上流階級)とnon-U (非上流階級)の用語の差をここで挙げてみます。
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上流階級 |
非上流階級 |
家 |
house |
home |
トイレットぺ一パー |
lavatory paper |
toilet paper |
居間 |
sitting room |
lounge |
金持ちの |
rich |
wealthy |
眼鏡 |
spectacles |
glasses |
自転車 |
bike |
cycle |
付け合わせの野菜 |
vegetables |
greens |
気の狂った |
mad |
mental |
また、ここには、出ていないのですが、非上流階級がいくつにも区別されているのですから、階級別すベての用語の違いの表を作ったら、膨大なものになります。
それに加えて、イギリスは、イングランド、スコットランド、 アイルランド、ウェールズという4つの地域から成り立っていますから、地域によるお国訛りもあります。また教育による違いもあるので注意が必要です。