電車でchangeといえば「乗り換え」に決まっています。
しかし、考えてみてください。
例えば「京王線に乗り換えする」という場合、「Change Keio Line」と「Change for Keio Line」のどちらの英語が正しいでしょうか?
電車の乗り換えのChangeには前置詞forが必要
今、山手線で東京駅から新宿に向かっているとして、新宿で京王線に乗り換えるというのであれば、「新宿駅において、山手線から京王線へと乗り換える」というのが正確な表現です。
電車で東京駅から新宿に向かう途中で、外国人に京王線の調布駅への行き方を英語でたずねられたら、「Change Keio Line here.」では、混乱を招きます。
こういうことに関しては、日本語ならではのあいまいさが、邪魔をします。日本に暮らしている外国人から、はっきりしない情報で役立たないという不満をよく聞きます。無理もありません。
最近は電車内で英語による案内があることもありますが、聞いていると、ついこの間までChange Keio Line, subway Line, Chuo Line...などと言っていました。
これだと、「京王線を変えよ」となってしまいます。「for」なしだと意味が変わってしまうのです。
このごろは、change forと変わってきた線もあり、改善してきています。山手線で新宿に近づいたら、 「Change here for Keio Line.」というのが正しい英語です。
電車の乗り換えを意味するchangeにはforという前置詞が絶対に必要です。
日本語の助詞に当たるものがない英語では、語と語の関係を、語順とともに、前置詞を使って示すのです。
乗り換えの英語の例文
・Change this train here for Keio Line.
京王線へはこの電車をここで乗り換えなさい。
・Which station must I get off to change for Hibiya Subway Line ?
地下鉄日比谷線に乗り換えるには、どこの駅で降りるのでしょうか。
Tell me which station is the most convenient to change for Tokaido Shinkansen ?
東海道新幹線に乗り換えるには、どこの駅が一番便利ですか。